雑事~ざつごと~

てきとうにたらたら文章書いてる奴の垂れ流しやら雑記やら。

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陳腐という言葉はチープから生まれたのだろうか

 メール・フォームを借りようとしまして、所々試してみたのですが、埋め込み式で無駄のない所が少数なのか、今まで試した中にはありませんでした。サーバー側の設定でCGIなどは使用不可能ですし、はてさて。
 さて、大人しくワン・クリックを許容するか、はたまた使い勝手埋め込み式にこだわるか……。
 とりあえず、メールフォームの導入自体は決定しています。web clapだと、一回拍手しないと送れませんしね。

web clap res
>マイクロのお蔭で拍手するたびに警告表示が出ます。連打できないじゃないかちくしょー
 警告表示が出るのに連打していただいたあなたに感謝を。
 いや、本当に面倒臭かったでしょうに、ありがとうございます。
 というわけでやや改善点が見つかりましたので、対処を検討中でございます。
 多数もの連打、ありがとうございました。
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  1. 2006/04/30(日) 21:02:48|
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レパートリィもボキャブラリィも無い。

 なんとなく注意して歩いてみようかなと思いまして、歩く時、どうして腕を振るのかが判りました。あれは軸の中心を取るための反動対策だったわけですね。今まで気づかなかった僕が阿呆なわけですが、試しにやや意識して振ってみると成る程と思います。
 普段、頭のてっぺんから腰骨の中心までを真っ直ぐにするように意識して歩くことなんて無かったんですが、そうするとやや歩くのが楽になるようです。同時に足の内側に力を込めるように、自分の描いた真中のラインを挟むか内側で掠めるようにして歩くと、尚のことよろしいみたいです。
 同時に呼吸は深めに意識して、自分の歩幅、自分のペースで歩くと大分楽です。腕は普段よりやや大振りに、歩く際の反動で軸がぶれるのを内側に抑えるように。
 ……歩くだけで、こんなにも面白い発見があるなんて知りました。

 色々とリカヴァリーなどしてずっと入っていなかったMSNメッセンジャーをいまさら入れ直してみました。まあ、入れ直しただけで誰かと話したわけではないのですが。
 というか、まったく誰にもメッセ登録されていませんでした。えーと、やっぱりね。
 久しぶりに長々と雑記してみたところで、WEB-CLAP res と行くことにします。

Web clap res.
>22:10 indexのテストタイプ(?)、軽いし使い勝手がとてもよくて良いと
 本当のところOriginal novel用のIndexを作っていたのを流用したわけなのですが、全部で一通の反応では好評のようみたいですね。
 というか、長いメッセージが遅れないで申し訳ありません。
 近いうちにメール・フォームでも借りて改善してみます。
 感想をありがとうございました。
  1. 2006/04/28(金) 22:30:56|
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タイプⅡ

 というわけで、試験的に新しいINDEXを作ってみました。見た感じうっとうしいですが、実際機能的ではあります。やはり読み物系(特にNOVEL系統)は使いやすさ、軽さ、読みやすさが無いとよろしくないと思いますし。
 一応、これでブックマークで来て一クリックでNovelが読める環境になれたわけです。快適。
 使用感をWeb clapやメール、コメントで書き込みしていただけますと、嬉しいです。

 一昨日、昨日、web clapを押していただいた方、ありがとうございました。Marbleには当然と言うか反応が本当にありませんので、かなり嬉しいです。
 まあ、Blogで読みにくいのと設定自体がかなりキツイので判りきったことなんですけどね……。
  1. 2006/04/27(木) 22:14:30|
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No title

 なんとか書き上げましたが、実は入れ忘れたシーンがあります。まあ、一行程度なのですが。
 と言いますか、今の段階でSEEN-4は29kbあります。……ええと、もうちょっとシャープにいきたいんですが。15kbぐらいでも十分なほどなんですけども、どうにもこうにも。
  1. 2006/04/25(火) 20:05:54|
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SEEN-4/ACT-3:2 「天下地上の煌きⅡ -星の光、人の光-」

 そこがまるで舞踏会場であるかのように、イリヤは仰々しく手を上げた。その指先を月光が滑って垂れ、まるで宝石のように柔らかく微笑む。
「一撃で殺しちゃダメだよ、バーサーカー。ゆっくり、丁寧に、優しく殺してあげるの。そう、キャンディを舐めるみたいにね」
 歩くだけでその一挙手一投足は猛獣の威嚇を思わせる。あえて言うのなら、百獣の王の威厳とでも言うべきものか。ただ重苦しいほどの沈黙を持って狂戦士は応え、その拳を士郎の腹部に乗せ、じわじわを蟻をいたぶるように圧迫し始める。
「……ぁ、ぁ」
 ゆっくりと歪曲に耐え切れなくなった肋骨に亀裂が入り始め、次第にその全部にひびが回る。
「お、ぉ、あ……!」
 欠けた骨が肉に刺さり、血液を腹部に集めた。ふやけた腐肉のような弾力を持ち始めた血溜まりはその圧迫につぶれ、士郎の衣服を赤く染める。
「バーサーカー、止めて。もっと、やさしく(ヽヽヽヽ)よ」
 それを承ったバーサーカーは拳を退け、その下に敷くものを腹から脚に代えた。
「おりこうさんね、ヘラクレス。そう。ゆっくり、やさしくよ」
 最初に甲が潰れ、あとは順番通りに爪先からゆっくりと壊されていった。指先は合唱を奏でるように多重に、側面は万力を狭めるように徐々に、足首は離れないように圧しながら、くるぶしは平らになるように丁寧に。足の末端という部品が壊されて、士郎はその度に壊れたのどで歌い上げた。そしてようやく片足の脛に入ろうという時に、吹き飛ばされたアルトリアが不可視の剣を振り上げてバーサーカーの頭上を狙う。
「はあああああああっ!」
 それを駆逐すべくバーサーカーは士郎から手を離し、ゆっくりとアルトリアの方へと向いた。その攻撃に意味はないが、恐らく自分の周りを飛び交う蝿でも追っ払うつもりなのだろう。うるさい蝿は潰すか追っ払うまで、うっとうしくてたまらないとでもいうように。
「そっちが先でいいわ。けど早めに片付けてくれないと、お兄ちゃんが死んじゃうからね」
 唸りを上げて、バーサーカーは応える。
 士郎からなるべく離れるように誘導しつつ、アルトリアはバーサーカーを相手にする。なるべく当たらぬように、なるべく離さぬように間を取りながら。時にはその拳に剣を当て、衝撃だけを受け止めるようにその一撃で遠くまで飛ぶ。それすらも数秒でゼロにするバーサーカーは、狙い通りに士郎から引き離されていった。
「もう。ダメじゃないバーサーカー。……まあ、シロウがやられてるのに見てるだけのリンなんて、怖くないけどね」
 瞬間的に凛ののどが叫びを上げようとして意識を尖らせ、凍りついたシステムが復旧した。同時に士郎でさえなんとかしようとした自体をただ呆としていることしかできなかった自分に恥じ、左腕をコートごと捲って魔術刻印を起動、同時にアーチャーに呼びかけ、あらゆる状況を並行処理し始める。
「殺害に至るまで回復するにはどのぐらい?」
 虚空に呼びかけると、赤い外套が翻る。
「君に魔力を貰えば一分とかからん」
「オーケイ。どんどん持っていっちゃって。こうなったら、出血大サーヴィスよ」
 自分の中の魔力を垂れ流す蛇口を開きながら凛は魔術を構成し始める。同時にガンド打ちでイリヤを牽制しながら場を離れ、口ずさむ詠唱は途切れぬまま。アーチャーの戦法から足止めが有効なのは理解している。ただし、特大であるか連続で打ち加えないと完全無効化されることも。
Anschließen im Wind und die Spirale, die zusammen im Himmel erhalten(白き星、白き星、白き星、箒星に束ね、天上へ誘い給え).
 Sie schlugen mit dem meisten Hammer, runterdrücken(風の月は二十六。満たせ。満たせ。足りぬ風を満たせ).
 Die volle Masse, die vielen Felsen, ordnend dücken Sie(閉じた匣を開け、塞がれた蓋を剥がし、空の匣を満たせ)
 地上から風の塊が浮き始め、空へ行こうとしながら遠くのアルトリアを援護する。バーサーカーは効果は無いものの多数の風に足取りをおぼつかなくされ、その一足の踏みこみが浅くなり始めた。同時に浮き上がった体を、固化した風に撃たれ、その全身をやや遅める。その風が撃ちちつける半ばほどから風に紛れ、大きな岩がバーサーカーの体を圧し、足元をうねる土に埋められる。
「アーチャー、これで何秒?」
「せいぜい、一秒半だな」
 舌打ちしつつ、凛は蛇口を精一杯に開ききる。同時に魔術が止み、こちらに意識が向いたところでアルトリアが背後を飛び回り、バーサーカーの頭をインヴィジブル・エアで殴りつける。
「もう、なにやってるのよバーサーカー。そんなの蹴散らしちゃえ!」
 頬を膨らませながら魔力を高め、自身の体からなんの加工もせずその魔力塊を撃ちだした。外世界の素粒子に影響されて炎の巨塊になりながら、魔力塊は弓兵を狙って高速で空を焦がす。
「なにあれ。ほんと、デタラメもいいところじゃない」
 それは魔力タンクとしてバーサーカーのお守を任せられた、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンだから出来ることである。他の魔術師が――人間が同じような真似をすれば、一瞬で生命力を消耗し尽くしてもおかしくない。
「だが、派手なだけで無意味だ。魔力は加工してこそ意味がある」
 狙われながらそれを易々と避け、嘲笑的に口端を歪めながら飛び去っていく炎の巨塊を眺める。
「もう、アーチャーったら避けちゃだめじゃない」
 同じように口端を歪めた笑みを浮かべ、イリヤは半分ほどの魔力塊を量産し、まるで凛がガンドを放つようにそれを連射する。
「で、偉ぶっちゃったあんたの感想は?」
「……なるほど。そもそも前提とするところが間違っていたようだ」
 必死で逃げ回りながら、弓兵は自分を皮肉った笑みを浮かべた。

 砂利まみれの唾を吐き出して、士郎は埃に痛む目を開いた。百数十メートルほど離れたところには二つの生命がぶつかり合う影のようなもの。そして数十メートルほど前方には、巨塊を撃ちだすイリヤとそれを必死に避ける曲芸紛いの弓兵がいる。たまに士郎の方へ来る流れ弾を魔術で相殺しながら、凛は額に汗して詠唱を連ねている。一発一発を避けることなら容易いが、まともにそれと同等を繰り出そうとすれば長い詠唱で自分を暗示に誘うか、同量の魔力を放たなければならない。同等の魔力を放つにはもはや消耗した凛では足りず、長い詠唱を並べる他なかった。
「俺が足手まとい、なのか」
 もとより士郎の能力など大したことはない。ただ無手からいきなり武装できるという、手品みたいなものだ。そして単なる武装では傷一つつかない狂戦士には、そんな手品、タネが見破られたもの以前の問題だった。
 膝が折れる。倒れてもけして折れなかった膝が折れる。自らの無力に侵されて心が悲鳴を上げている。それでも灰色の瞳孔は空を見ていた。電信柱を蹴って勢いを殺し、敵わぬはずの剣士はまた自らを見下ろすかのような巨人に挑んでいる。それはなんてことだろう。生命を賭して抗い続けている人は、見るからに士郎よりも年下だった。華奢だった。――強かった。
「お、ぉ、ぁ」
 折れた膝が曲がる。少しずつ軋みを上げて伸び、ようやく立った脚は震えてみっともない。それでも衛宮士郎は立った。崩れた自らの芯を組み上げ、自らの心神を以って体に言い聞かせる。それは明らかに限界を越えていた。足先は何度も地面を探ってから擦るように進み、一歩ごとに体中が落ちそうになりながら、一歩ごとに十秒もかけている。それはなんて無様で滑稽だろう。だが見て笑えるものなどいやしない。
「は。が、っ、……ぅ」
 体に残った生命を掻き集めてようやく作り出した力を、ただ歩くために消費する。呼吸はとっくに壊れていた。伸縮する肺は名残のようなもので、その半分も働いてはいない。髪は砂埃と血にぬれてあちこちに固まり、体中が落ちるたびに欠片が地面に撒かれている。その生命が、イリヤの目に留まる。
「どう見ても死んでるのに。ホント、しぶといんだから」
 嬉しそうに笑みを浮かべて、体中から溢れる魔力が止まる。サーカスを続けていた弓兵は民家の屋根で息を吐き、凛も同じく崩れた民家の塀に隠れて煮凝りのような息を吐き出した。
「わたしがやってもいいんだけど、それじゃあちょっと楽すぎるよね。バーサーカー、セイバーなんて無視していいから来なさい」
 足の動きだけで道路を踏み砕き、バーサーカーはその巨体を突き動かす。踏み砕かれたアスファルトは礫となってアルトリアを襲った。まるでショットガンのようにばら撒かれた礫をアルトリアは過大なダメージになるものだけを不可視の剣と体捌きだけで躱し、少しでも追いつこうと塀すらを足場にして跳ねた。踏み出した一瞬後に瓦解した建造物は遥か後ろ。鋼の巨体と青いドレスは、ただ一人の元へと最速を尽くす。
「■■■■■■■■■■■――――――――――!」
「――――――――――――――――――――っ!」
 終わる。命が終わる。全力を傾けても不可能だった。不完全に構成された英霊ですらないアルトリアでは、強化された第一級の英霊にかなう道理はない。嗅覚、味覚、聴覚、触覚、呼吸、心肺機能、あらゆる無駄を省いてもアルトリアでは届かない。士郎の命はあと数秒でその拳に潰されるだろう。
 そこに彼女とバーサーカーしかいなかったのならば。
「持ってけドロボウ。Neun,Acht,Sieben( 九番、 八番、  七番  ),Stil, schießt Beschießen ErschieSsung(全財投入、敵影、一片、一塵も残さず)……!!」
「――I am the bone of my sword(我が骨子は捻れ狂う)
 防御すら撃ち抜いて必殺に値する攻撃を、二人は束ねて放った。螺旋を描く一つとその外を行く三つの流星は、道を行く狂戦士さえ完全防御の姿勢にさせ、先に届いた螺旋が炸裂し、爆ぜたその後から三つの光弾が皮膚を裂き、肉を削り、骨を砕く。内臓は沸騰して焼滅し、ぶら下がった心臓だけが孤独を証明する。
「くっ、これでもまだ致死には届かない!?」
「君が宝石をケチるからだろう」
「後のことを考えて切り札をって置いただけよ!」
「後があればいいがな」
 翻る外套が凛を覆い隠してその場をハネた。イリヤが頬を膨らましてバーサーカーに文句を言い、彼は応えるように身体の組織を蠢かせて再生し始める。そのあいだにアルトリアはようやく追い越して士郎の元へ走った。
「……良かった。元気そうだな」
 人のことなんて気にしていられるような状況じゃないのに。肩を弾ませたアルトリアを見て儚いような本当に嬉しそうな笑みを浮かべ、欠けた生命はその場に崩れ落ちた。
「シロウ……っ」
 まだ内臓すら修復途中であるというのに、バーサーカーは歩みを進める。チーターもかくやというほどだった速度は、今や亀よりも多少速いぐらいでしかない。しかしそれで十分だった。動かぬ標的を仕留めるのに速さは必要ない。あるべきは逃がさないことで、そして次に確実に殺すことだ。
 まだ骨の見えている腕を振りかぶり、拳ではなく骨と肉をミンチにしたものと言ったほうが的確な拳を握って、突き出す先を確認した。膨大な魔力は内臓を後回しにして腕を再構成し、削げた骨の見えていた腕は数秒で完全に復元される。
「やりなさい、バーサーカー!」
 溶けた不安が針になって心を貫く。自分の戸惑い程度でここまで士郎をぼろぼろにせざるを得なかったことが痛みに変わった。それは、なんて幻想だろう。きっと、たぶん、おそらく。そんな信頼の中、衛宮士郎はずっと待っていたのだ。アルトリアという自分の仲間が立ち上がって駆けつけてくれるのを。
 いま目の前にあるバーサーカーの不完全な拳とてアルトリアには防ぎがたい必殺だ。それでも、アルトリアは逃げ出さない。それでも怖くないわけではない。吹き飛ばされた暴力の痛みは彼女の脳裏に焼き付いている。剣と鎧で防御してさえ、サーヴァントの身体能力で精一杯軽減してさえ、彼女は今までに無いほどの苦痛を味わった。きっとそれは今後でも上位に値するような痛みだろう。もしかすると第一位に君臨し続けるかもしれない。それでも彼女は逃げなかった。
 膝は不様に震えている。けして武者震いのような恰好良さではなく、純粋な恐怖でだった。
 ガントレットががたがたと音を立てていた。緊張で力の方向がばらばらに食い違っているのだろう。
 ともすれば呼吸さえ忘れそうな死の一歩手前、アルトリアは見えない橋を渡るために踏み出さなければならない。
 目を閉じ、ばらばらの手をいったん緩めてから力を込め直す。彼女には一点の光も見えなかった。その場を切り抜けられるなどとはまったく思っていなかった。ただ目の前の絶望だけが事実だった。
 足音でした音に振り返り、彼女は仰向けに寝て士郎が笑っているのが見えた。それは先ほど見た儚げなものではなく、まるで向日葵のように明るい。
 アルトリアの震えが止まった。
 怖くないわけではないだろう。辛くないわけではないだろう。痛くないわけではないだろう。ただ、その笑顔を守りたいと思っただけ。
「――ああ、きっと」
 その信頼に応えてみせると胸の中で呟いた。
「私では足りない。だからセイバー、力を貸してくれ。――遥か昔はブリテン王の末裔、アルトリア・カストゥスが願う」
 幻想かもしれない。まったくのデタラメかもしれない。しかしその誇りを胸に、彼女は手に力を込める。
 風が吹く。
 彼女を中心にして秒速数十メートル。けれどバーサーカーのように致命的な殺意は無い。優しくて暴力的な、威圧感を伴った慈しみは士郎の体を優しく包む。台風が強まるにつれて彼女が持つものの姿がはっきりとあらわれ始めた。それは金色の光を携えた幾多の幻想が作り上げた最強に位置する一振り。星の光を集めて作られた神造兵器である。人が最強と望むが故にそれは最強であり、あらゆるものを斬り払う最大の一撃だった。
 風に圧されるのはバーサーカーとて例外ではない。通常の状態ならばともかく、今は内臓を始めとして体の重要な部分が欠落しているのだ。そのような状態で、今の暴風は抑えられない。
 金色は太陽の爆発にも似た光量で十字に作り、人が微かでも目するには目を細めるか色眼鏡でもいけないほどの光を放っている。
 その金光の剣をアルトリアは掲げるように振り上げ、全力を以って振り下ろした。
約束された(エクス)――――勝利の剣(カリバー)――――――――――!」
 瞬間、その場が光に埋め尽くされた。
  1. 2006/04/25(火) 19:43:39|
  2. marble phantasm
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例えるのなら六級

 わりと手応えのあった作品を書き上げたのが効いたのか、なかなか筆の走った日でした。あと二、三日も書ける日が続くなら、ようやくSEEN-4が終わりそうです。
 首と右肩の付け根が痛い日でした。
  1. 2006/04/24(月) 21:06:57|
  2. 雑記
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パターン・チェック・モノクロームズ

 なにも書けない夜。

Web clap res.
 おととい、昨日、今日と連日押されていて、とても嬉しいです。
>ギルがメスとてもおもしろかったです。
 ありがとうございます。久々に手応えを感じた作品でしたので、楽しんでいただけて喜びの限りです。
 拍手して頂いた方々、メッセージをくれた方、ありがとうございました。
  1. 2006/04/23(日) 23:41:52|
  2. 雑記
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なんとか。

 正直遅筆にもほどがあるわけですが、たったこれだけを書くのになぜこんなにも時間がかかるのか……。一応、今日という期限に収まったわけですが、気分的には惨敗です。しかし内容的には久しぶりにそれなりを出したので嬉しいという不可思議。
 やや疲れたような、そうでもないような。……そうだ、ストレッチしよう。
  1. 2006/04/20(木) 23:08:08|
  2. 雑記
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真剣に書くことがありません。

 書いてないし書くことがありませんので、どうしようもないです。すみません。
 マナ絞られて手札破壊、ライブラリー破壊、墓地滅却をキめられたかのように。
web-claps
 連日押していただいた方々、ありがとうございます。というか書けなくてもうしわけありません。ひとえに俺がややテキスト・エディタよりも他のことをする時間が長いのが原因でして……。
 明日はなんとか致すつもりですので、あいよろしく申する次第であります。
  1. 2006/04/19(水) 23:48:54|
  2. 雑記
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インスピレーション≠やる気

 ネタが浮かんだのに、思うように進みません。どうしたものか。

web clap thank you.
 一昨日、昨日、今日と連日拍手をしていただき、まことにありがたくおもっていますが、その礼に更新できていないのがやや辛いです。ほんとうに感謝をささげるしかありませんが、お礼の言葉のボキャブラリィもありませんで。
 ただ一言。ありがとうございます。
  1. 2006/04/13(木) 21:06:10|
  2. 雑記
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初期衝動

 はじめのころの目的を思い出しました。僕は、隙間産業で行きたかったんだ。つまり、マイナー路線を目指してたんだよなあ。サイト自体は紛れも無くマイナーなわけですが。
 つまり、遠坂とかセイバーとか桜とか世に溢れてるのは放っておいて、他のサブキャラクターを書くべきだったのに。書けるのはメインばかり。いや、把握しきれないのが悪く、そしてなおかつネタが浮かばないのが第二に悪いのですが。
 というわけで、その両方を一度に解消するアイディアを思いついたので、ちょこちょこと書いたり書かなかったり。ご冗談でしょう遠坂さんに続く掌編連作第二段「和風料理屋衛宮亭」そろそろ表に出るような出ないような感じです。

Webclap res

まったりと更新頑張って下さいー。…む。まったりと頑張るって何か変かしら?

 返事遅れて申し訳ありません。4/8に来たものでした。
 応援、ありがとうございます。まったりとではありますが、なんとか執筆していきたいと思っています。多量の拍手、ありがとうございました。
  1. 2006/04/10(月) 21:57:21|
  2. 雑記
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隠動不明

 別にサボっていたわけではなくて、執筆はしていたんですが、それが表に出なかっただけの話です。まあ、なにかと長くなって予定変更なわけですが。
 というわけで、ACT-3の1です。およそニ分割と思われます。



   ACT-3:1 「天下地上の煌きⅠ -未だ瞬かず、残骸無惨-」

 張りついたように外れないガントレットとブーツを鬱陶しそうに動かして、アルトリアは地面から立ち上がる。まだ立ち上がることもできなかったころから戦闘は見ていた。明らかな不利と、自分という戦力を欠いた状況と、士郎の活躍と、狂戦士を殺した弓兵の手腕も。
「私はなにをやっている……!」
 どうしようもなく苛立たしくて、満足に動かせない体は溢れてくる涙を拭うこともできず、ようやく当てることができた手は冷たいガントレットだった。つややかな表面を滑って、しずくは地面に落ちていく。
「早く、シロウを助けなければいけないのに」
 だが、とアルトリアの中でなにかがざわめく。自分がいない方が上手くいっているではないか、と。状況だけ見れば、反撃さえ満足にならなかったものが、一度殺すまでに至っている。自分が邪魔しているのかもしれないという不安が、彼女の足を止めていた。
 まるで、どこか遠い世界のようにアルトリアは思っていた。あったはずのものが指の間からすり抜けて、今は遥か自分が自分だったどこかへと。
「決めたはず、だ。私は……」
 不可視の剣を支えから本来の用途に。合唱する金属音を煩わしく思いながら、揺らぐ思いを抱えて。アルトリアはそれでも前へと踏み出す。それがたとえ間違いだったとしても。
「信じてる。それがせめてもの在り方だと」
 青いドレスは風になびいて、一直線に谷底へと。

 剣戟がわずかでも拮抗している間に、凛は片手をポケットに突っこんだまま士郎に走り寄って腕を鳥その場所を離れた。士郎は強引な凛に体勢を崩しながらもなんとか足を動かし、ばらばらの呼吸で肺を収縮させる。アーチャーからずいぶんと離れたころ、暴力は一方へと偏りその拮抗を崩した。バーサーカーはその左拳を以って、十字に重ねられた夫婦剣を撃ち砕き、アーチャーを後方へ弾き飛ばす。
「ぐっ、む! まあ上出来か」
 目的は時間稼ぎ以外の何物でもない。その夫婦剣では塵ほどの傷もつけられないことは呆れるほど判っている事実だ。アーチャーは十数もの短剣を辺りにばら撒いた拮抗地帯から離れ、その手に黒弓を構えた。人差し指から小指までを使って三本同時に鉄矢を放つ。矢は歩き出そうとした足の甲に当たり、その行動をコンマ数秒遅らせる。
「ふむ。ダメージは通らないが、威力による静止は期待できるか。もっとも、あの力の前では無力に近いな」
「そろそろ無駄な抵抗は諦めて楽になっちゃった方がいいんじゃない。その方が辛くないよ?」
 返答もせずにアーチャーは矢を射続け、ただ距離を取った。軽快に移動しながら驚異的な集中力で足元に中てる様は、まさに弓兵の名が正しいことを知らしめている。その集中力も狂戦士の圧力にやや衰え始め、額に汗が浮かび、いつも余裕に満ちていた口元は食いしばられていた。一度息を吐こうとしたのか多重の鉄矢の中、アーチャーはその弓に一つの宝具をつがえる。それは自ら狂った螺旋剣でも夫婦の黒白剣でもなく、猟犬の名を冠した剣だった。足元を穿つことで得た三十秒の時間を使い、魔力をこめたその一剣を射出する。
「――――赤原猟犬(フルンディング)
 距離数十メートルを瞬間で無にする超高速の猟犬は、たった一合でバーサーカーの挙動を止める。その前傾姿勢での突進を防ぎ、遅れた風圧で辺りの塀ごと士郎や凛も吹き飛ばした。しかし巨兵はただ止められたわけではなく、剣を中空へ弾き飛ばす。されどそれを挫いてこそ、アーチャーが必死に得た三十秒分の魔力はその不可を可にする。猟犬たただ一心にその方向を変えその直後、弾指のごとき速度でバーサーカーに直進した。されどその必殺を破ってこそ大英雄。たった一合だけでバーサーカーは上空から落ちるその速度のまま、猟犬をアスファルトに深く叩きつけた。同時に猟犬は耐え切れず崩壊し、その姿をこの世から消し去る。
「なるほど。大した化け物だよお前は」
 苦笑しながら言って、アーチャーは額から落ちる汗を袖で拭った。バーサーカーの口から漏れる白い息はまるで灼熱の炎を連想させる。
 ほとんど抵抗のできない士郎を庇いながら何とか暴風の去った場所で、凛はただ呆然としていた。たかが瞬間すれ違っただけのような相手を、何もさせずに駆逐するその狂戦士のデタラメさを改めて知り、体の震えをどうにかしたいと思った。しかしそれもままならない。コートの中の尖ったカッティングでさえ、痛みを感じなかったからだ。掌が白くなり、皮膚が貫かれて初めて凛は痛みを痛みと認識した。
「あ……?」
「――――」
 それで、士郎は朦朧とした意識から目覚めた。遠坂凛は狂戦士に怯えていた。弓兵は一度の殺害以降、大した戦果を上げていない。自身はたかが岩塊を砕いただけで瀕死の有様。アルトリアはまだ戦場に戻れずにいる。
「なんだ、簡単なことじゃないか」士郎はまだちらついた眼球を動かして把握し、ずれたような顎を動かす。「瀕死なら、まだ生きてる」
 震える膝で立ち上がり、一度落ちたら開きそうもないまぶたに逆らい、その身はただ幻想を紡ぐ織り機となる。
投、影(トレ  ース)……開、始( オ    ン )――」
 並んだ撃鉄はいずれも錆びついている。巨大なハンマーでも打ちつけない限り、動くことはないだろう。しかしそれを落とすことは、死に近しい苦痛を味わうことになる。それを、士郎は一切の迷いも無く特大のスレッジ・ハンマーで叩き落した。
「が。げ、く。ぃ、……――、……。――」
 食いしばった歯の隙間からせり上がった血の塊が分割して押し出される。魔力の集中した回路は焼ききれそうなほどの回転を始め、ペースなどないフル稼働。編み上げられた魔力は螺旋を象り、ただ愚直に進むだけの一つの剣となる。
「――投影、完了(トレース   オ フ )
 士郎の眼球は既にモノクロでしかなく、それを造るためだけにあらゆる生命を殺ぎ落とした一剣は存在さえ不確か。衛宮士郎ではまだ到達できないその偽・螺旋剣は、放った衝撃で自壊しそうなものだった。
「あ。ハ、づ。ぉ。お……」
 断絶した神経を辿り千切れそうな感覚を繋いで、苦痛の海で泳ぎながら螺旋の剣を肩にかついだ。刀身の半ばすら過ぎるほどに肩を回し、硬質化した筋肉を軋ませながら背筋を引き絞って、士郎はようやく息を吐いた。
「、ぁ――――」
 それだけで激痛。四十度の高熱を断続して経験しながら三十四度の低温に身を浸して、硬い体の亀裂は深くなる。とっくに全身は朽ちておかしくない。むしろまだ原形を保っていることの方が驚愕に値し、自壊しながら空中分解を免れているのはたった一つの信念ゆえに。
 救え。と。
 怨念のようにたった一つの言葉が士郎の耳中で反響する。
 焼けた地面。焦げた空。原因不明の大火災。焼失していく息と消失していく生は同じ意味を持っている。その地獄の中、一人だけが蜘蛛の糸にすがれた。その蜘蛛の糸はあまりにもいい加減で、途切れても途切れても糸を伸ばしてくる。掴み取ったのなら、次は自分が糸を垂らさなければならない。それがたとえ、幻想に過ぎないとしても。
偽・螺旋( カ ラ ド ボ ル )――()……!」
 残った呼吸は白く消えた。大気を穿つ剣は自ら廻り、一直線に目標へと進む。まるで手繰り寄せられたように螺旋剣は高速で狂戦士を目前とし、その拳の一撃で地面に激突する間もなく朽ち果てた。その結果は当然だ。完璧であったアーチャーのでさえそうなのだから、その劣化のツギハギでは話になるわけがない。
 士郎は螺旋剣を投げて反動を支えきれず、崩れ落ちた格好のまま乾いた眼球を上に向けた。そこには勝ち誇るようにまぶしい笑顔の少女が見下している。彼女は白いもみじのような手で生乾きの血がこびり付いた士郎の頬を撫でた。砂のような感触に少女はすこしの嫌悪と大幅の陶酔を混ぜこんだ。
「あはっ。これがシロウの血なんだね」
 自らの手を本当のもみじみたいに染めて、イリヤは太陽のように明るく、月のように妖しく嗤った。
  1. 2006/04/06(木) 20:04:24|
  2. marble phantasm
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